2015年09月24日

ロコモとサルコベニア(加齢に伴う筋肉量の減少)によるいろいろな症状

ロコモ(ロコモティブシンドローム)とは
 加齢にともない筋肉、骨、関節の体の3つの部位に支障をきたし、日常生活が困難になり、悪化すると、要介護・寝たきりになる現象をロコモティブシンドロームといいます。特に高齢の方は筋肉の合成と分解のバランスが崩れやすいのでちょっとしたきっかけでロコモになってしまいます。

筋肉量の減少 → 関節のサポートの減少 → 関節の痛み → 活動量の減少 → 筋肉量の減少
             
わかりやす例  →  太ももの筋肉減少  →  膝の痛み  →  外出が減る →  太ももの筋肉減少

この例を繰り返していくと最終的には寝たきりの状態になるかその前に転倒による骨折などのリスクが増えていきます。高齢の方によくみられます。

ロコモとサルコベニア


サルコベニアとは
 サルコ(筋肉)とベニア(減少)というギリシア語の組み合わせです。筋肉量は20歳代くらいに一番おおくなりその後は徐々に減少していきます。(注意 運動習慣があると20歳代以降も増えていきます)筋肉量の減少は40歳くらいから加速し高齢になればなるほど減少量は増えていきます。特に食事でたんぱく質の摂取量が減っていると減少量は増えてしまいます


予防策は
 サルコベニアがすすむとロコモになってしまう仕組みはお分かりいただけたでしょうか。最近は無理なダイエットなどにより若い女性でも筋肉量が少なくロコモが進行しやすくなっている方もいますの注意が必要です。そして予防策ですが、いわれるまでもなく適度な運動とバランスの取れた食事です。これを続けていくことにより筋肉量の維持と関節の状態を良好に保つことができるので地道なことなのですがとても大切なことです。

筋肉は刺激に対してすぐに反応します。
 半減期というものがあります。これは細胞が半分入れ替わるのに必要な時間を言います。骨・関節・筋肉の半減期(細胞の半分が入れ替わるのに要する期間)は、骨7年、関節・軟骨117年、筋肉タンパク質48日です。これは骨や関節の状態を変えるのは長い時間が必要ですが、筋肉は2ヶ月ほどで代わっていっていることを意味しています。そういうわけで運動などをすることにより筋肉量を増やしやすいのです。これはスポーツの現場などでもよく言われることでトレーニングで体が変わるのは2ヵ月必要といわれる所以です。


というわけで
 運動を習慣化しましょう。理想は今日からでもはじめて、将来来るであろう身体の衰えのスピードを緩やかにしていくことが大切です。今回はこのサイトを参考にさせていただきました。よければご覧ください。

運動に取り組んでいる方を横山マッサージ鍼灸院は応援しています。




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